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  • fdk 全固体電池 特許
    電気自動車【ev】では日本企業は米国などに比べてやや遅れを取っているとも指摘されますが、液体のリチウムイオン電池の次の世代の主役になりそうな「全固体電池」では日本が先行していると見られています。 自動車をはじめ、さまざまな製品で電動化が進む中、電池の利用範囲が広がっている。それと同時に要求されるのが、温度など利用状況に左右されない安全性の向上だ。そこでここ数年、普及が期待されているのが全固体電池。電子部品メーカーが自社のノウハウを活用し、相次いで参入している。新たな成長の切り札となるか。各社の動きを追った。(編集委員・松沢紗枝、名古屋編集委員・長塚崇寛), 全固体電池は、電流を発生させる電解質が液体から固体に替わることで、発火や液漏れのリスクがなくなり、安全性が向上する。さらに温度範囲が広く、耐久性に優れる。これらにより利用範囲が広がるなど多くのメリットが見込まれる。, 富士経済(東京都中央区)によると、全固体電池の世界市場は2018年の24億円に対して、35年には2兆6772億円に拡大すると予想する。中でも過酷な状況で利用される電気自動車(EV)の動力としての利用が期待され、自動車メーカーなどが大型の全固体電池を量産化に向けて開発している。, こうした動きと差別化して、電子部品メーカー各社は小型で大容量をキーワードに、市場開拓を推進。21年度までに量産を開始する計画で準備を進める。, 国連の持続可能な開発目標(SDGs)やESG(環境・社会・企業統治)が定着する中、「環境負荷軽減」は今やビジネスに欠かせないキーワードとなった。安全性向上や長寿命という全固体電池の特徴は、事故撲滅や電動化による環境負荷軽減など世の中の流れを見ても普及は確実なようにみえる。, 実際、21―22年にかけて、現在のリチウムイオン電池から全固体電池に置き換えが始まり、最終的にはすべて全固体電池に切り替わると予想する電子部品メーカーもある。, 自動車やスマートフォンの販売動向など電子部品業界は外的な要因で業績が左右されやすい。そんな中で、需要拡大が見込める全固体電池への期待は高い。各社が小型で大容量を特徴とし、ターゲット分野も似通っている。どこが先陣を切り、量産体制を整え、シェアを獲得するのか。その競争の火ぶたはすでに切られている。, TDKは、他の電子部品メーカーより一足早く表面実装部品(SMD)対応の「セラチャージ」を2月から量産している。月産3万個だが、受注状況に応じて、同10万個に引き上げる予定。, 同製品はセラミック固体電解質を使用し、液漏れや爆発、火災の心配がない。容量は100マイクロアンペア時(マイクロは100万分の1)と小型のボタン電池と同等程度。充放電サイクルは1000回以上を実現した。定格電圧は1・5ボルト。動作できる温度範囲はマイナス20度―プラス80度C。製品外形は縦4・4ミリ×横3・0ミリ×高さ1・1ミリメートル。小型の積層セラミックコンデンサー(MLCC)の積層技術を応用している。, 村田製作所は、小型で高容量の全固体電池を20年度下期から滋賀県の工場で月産10万個の量産を開始する。容量は2ミリ―25ミリアンペア時で、他社開発品より100倍ほど高容量。サイズは縦5ミリ―10ミリメートル、横5ミリ―10ミリメートル、高さ2ミリ―6ミリメートルで表面実装可能な小型サイズ。補聴器やロボット向けなどの位置制御機器や、工場などで環境データを収集するIoT(モノのインターネット)機器などにも採用される予定。, さらに現在、容量が現状比20―30%高いタイプの開発を進めている。長時間利用前提のワイヤレスイヤホン向けで21年の早い段階には量産を検討する。, 同社は17年に、リチウムイオン電池(LiB)を世界で初めて商品化したソニーの電池事業を買収した。MLCCなどで培った固体デバイス技術との融合で19年に全固体電池を開発した。将来的には「ワイヤレス充電IC(集積回路)などと組み合わせてモジュールを一体化して提供したい」(モジュール技術統括部)とする。, マクセル(東京都港区、中村啓次社長)は、10月から電池の生産拠点である小野事業所(兵庫県小野市)に生産設備を増強した。19年9月からサンプル出荷を開始しており、21年内には本格的に量産する予定。, 同社の全固体電池は小型でコイン形。高耐熱と長寿命な電池を目指した。マイナス50―プラス125度Cと幅広い温度領域で性能を発揮する。現在、サンプル出荷するのは直径9・5ミリ×高さ2・65ミリメートルというサイズ。固体電解質には三井金属と協業して開発した材料を使用している。, ウエアラブル機器や工場自動化(FA)機器などへの用途を想定する。「全固体電池でなければ実現しない市場を創成していく」(エナジー事業本部)としている。, 太陽誘電の全固体電池は、21年度中の量産化を目指している。独自の酸化物系固体電解質セラミックスを使用しており、セパレーターなどが不要。, 大気に含まれる水分や二酸化炭素(CO2)にほとんど反応せず、電解液を使用していないため燃えることがない。「MLCCの積層技術を使うことで小型化と大容量化を実現した」(担当者)という。, 独自の電解質セラミックスは、高レベルなドライルームなど特殊な環境でなくても製造できる。さらにMLCCの製造工程技術を転用し、固体電解質の薄膜化や多層化を実現、小型化と大容量化が可能だ。サイズは縦4・5ミリ×横3・2ミリ×高さ3・2ミリメートルと同1・0ミリ×同0・5ミリ×同0・5ミリメートル。, FDKは全固体電池や、鉛電池の代替としてニッケル亜鉛電池、空気と水素を利用した水素空気二次電池といった次世代電池開発を進めている。, 現在、SMD対応の小型全固体電池を20年度内の量産化に向け、湖西工場(静岡県湖西市)で体制整備を進めている。19年にはサンプル出荷を開始。20年度中には月産30万個、22年度には同200万個規模にする予定。サイズは縦4・5ミリ×横3・2ミリ×高さ1・6ミリメートル。小型電子部品の製造方法を採用した。産業用機器やIoT機器用電源などでの使用を見込む。, トヨタ自動車は20年代前半の実用化を目指して、全固体電池の開発を進めている。11年に東京工業大学と共同で、正極と負極の間を電気が行き来しやすい固体電解質を発見。現行のリチウムイオン電池に比べ、体積当たりの容量の大きさを示すエネルギー密度を2倍以上に高められる可能性があるという。実証実験では、トヨタ車体製の超小型電気自動車(EV)「コムス」を動かすことに成功した。, 足元では電池の基幹部品「セル」の開発を、トヨタとパナソニックの共同出資会社であるプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES、東京都中央区)が担当。複数のセルを接続して電池パックにする工程などをトヨタ本体で手がけている。PPESの好田博昭社長は「パナソニックとトヨタが持つ生産や電池の技術を高い次元で融合させ、次世代電池の開発に取り組んでいる」と話す。高容量化や安全性の向上はもちろん、今後は材料調達を含めた量産プロセスの構築が実用化のカギとなりそうだ。, 《PR》離れて暮らす両親、1人暮らしの高齢者を専用の電球で見守ることができるサービスです。電球の点灯情報で生活リズムの異変をいち早く察知できます。【利用開始月・月額費用無料!】 new! 全固体電池はlibに用いられている電解液を固体電解質に置き換えた電池であり、安全性の向上やエネ ルギー密度の増大が期待されている。全固体電池に使用される無機系固体電解質は不燃性であり、li + ョーでは、全固体電池に関連する保有特許トップの 【7203】トヨタ が「2020年代前半に実用化目指す」と宣言 。 弊社はこのほど、全固体型リチウムイオン二次電池(※1)について特許分析ツール「BizCruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめました。 電気自動車や蓄電用途としてリチウムイオン二次電池が注目されていますが、従来型は有機溶媒を電解質と用いているため、液漏れや発火 … 充放電可能な燃料電池? habは、fdkが同志社大学 教授の盛満正嗣氏の研究室と共同開発している2次電池。負極に水素吸蔵合金(mh)を用い、正極(空気極)に空気中の酸素を用いるため、「mh空気2次電池」ともいえる。 お知らせ 2020å¹´10月からコイン型の小型全固体電池の生産設備導入を開始。 三井金属との協業による材料が使用。 ・fdk 世界最高水準の高電圧のsmd対応小型全固体電池を開発。 2022年度に月200万個規模とする計画。 ・tdk 全固体電池「セラチャージ」を開発。 ・村田製作所 古河グループ系のfdk株式会社がsmd(表面実装)型、小型全固体電池を年内に量産開始すると発表した。 全固体電池ってどんな電池? 現在の主流はリチウムイオン電池. ev向け「全固体電池」関連で注目したい7銘柄とは. やあらゆる次世代電池の上をいく全固体電池が示され て注目されている(図2)。 最近10 年間の特許出願状況を見ると、この5~6 å¹´ の間に、硫化物型の全固体電池に関する出願数が非常 に増えている。硫化物型の全固体電池は日本がリード 詳しく見る, ニュースイッチは日刊工業新聞社のニュースを中心に「IoT」「働き方」「地方創生」など新聞とは異なる旬なカテゴリーを設けて、さらにすべての記事に対して「ファシリテーター」が(記者や専門家)が必ずコメントを書き、背景や違った視点を分かりやすく解説しています。, 日刊工業新聞社電子版 / 会員登録 / JIMTOF2016特集(特設サイト) / 理工学書・ビジネス書、技術雑誌専門オンラインショップ / ニュースイッチ. 掲載記事の無断転載を禁じます。発行:株式会社日刊工業新聞社Copyright 2019 NIKKAN KOGYO SHIMBUN, LTD. 経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は車載向けの全固体リチウムイオン電池(全固体LIB)の国際標準化戦略を策定する。2022年度をめどに国際規格・基準への反映を想定した全固体LIBの試験評価法の原案をつくる。電気自動車(EV)需要の拡大に伴う本格普及期を見据え、日本が全固体LIBの国際協調を主導。日系蓄電池メーカーの競争力強化を後押しする。. 全固体電池を構成する層構造体の製造方法、製造装置及びその層構造体を備えた全固体電池で特許を取得。 4182 三菱ガス化学. 前日に動いた銘柄 part1 サイバーリンクス、三井金属鉱業、ソフトバンクグループなど, 個人投資家・有限亭玉介:EV関連活況ならば全個体電池・水素電池にも注目【FISCOソーシャルレポーター】, 「冷徹かつ迅速な判断で」低成長事業を切り離すパナソニック。持ち株会社化の行き着く先は?. 以前、記事として取り上げた ⇒ トヨタ自動車が「全固体電池」を搭載した電気自動車(EV)を発売予定 では、2022年にも日本国内で発売する方針での紹介でしたが、 続報によると2020年には実用化との方針が明らかになったようです。 電池関連の大規模イベント「バッテリージャパン」のことしの最大の話題の一つは「全固体電池」だった。日立造船やfdkが全固体電池のサンプルを展示して、来場者の注目を集めていた。 ¥ç¨‹ã¨ 関わる特許情報が増えている印象です。全固体二次電池の実用化が始まっている表れだ電池技術に関する世界の特許出願数は、2005~18年に年平均14パーセント増加し、全技術平均の約4倍を記録した。 18年には7000件超となり00年の約7倍に達した。 2020年までに全固体電池用の固体電解質を開発を目指す。 6762 TDK 出光興産は2020å¹´2月18日、全固体電池向けの固体電解質の量産に向けて、実証用の生産設備を建設すると発表した。 全固体二次電池の解決手段は、その特徴である電解質を解決手段としているものが非常に多 い。さらにその内訳を見たところ、解決手段の中心は電解質の材料選択である(図省略)。 3.特許出願動向-全固体二次電池 課題と解決手段- 【課題】 【解決手段】 第11回[国際]二次電池展への出展中止のお知らせ: 2020å¹´2月12日: 第11回[国際]二次電池展出展のご案内: 2020å¹´2月4日: 第6回ウェアラブルEXPO出展のご案内 ~ SMD対応小型全固体電池「SoLiCell TM 」や紙のように薄いリチウム電池など出展 ~ 2020å¹´1月29日 ä¼šã«ãŠã‘る新型コロナウイルス感染拡大防止への対応について [127KB / 1ページ] 2020å¹´6月8日. ビットコイン 初の2万ドルに到達 AS-LiB量産開始へ 2017-2019å¹´24件の公開件数 全固体電池のサイクル特性向上 (2) 村田製作所. ¥å ´ï¼ˆé™å²¡çœŒæ¹–西市)で体制整備を進めている。 全固体電池用材料 リチウムイオン伝導性ガラスセラミックス(licgc) オハラの製品はいくつかあるのですが、その中にリチウムイオン伝導性ガラスセラミックス(licgc)があり、これは全固体電池の原料として期待されています。以下はオハラのプレスリリースです。 今回は「全固体電池関連銘柄」の過去から現在までの動向と、2019年の注目ポイントについて解説しています。特に大きく上昇した全固体電池関連銘柄や、2019年に注目の全固体電池関連銘柄についても取り上げていますので、是非ともチェックです。 ¥æ¥­æ–°èžç¤¾ã®ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ã‚¹ã‚’はじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。 酸化物系全固体電池量産 IoT機器向け25mAhセル 実用化を想定した開発 (3) 日本特殊陶業. 全固体電池メーカー動向 (1) 日立造船. 全固体リチウムイオン電池は、現在主流のリチウムイオン電池は正極と負極の間を液体電解質で満たしているのに対し、全固体リチウムイオン電池は固体材料の電解質を採用した。固体に置き換えることで液漏れの心配がなくなるほか、揮発成分が少なくなり発火しにくくなる。全固体電池の強みは安全性の高さに加え、急速充電性能の高さ。電気自動車(EV)の普及を妨げている長時間充電を解消できる。, 新潟生まれ、アルビレックスを応援。田中達也、五十嵐圭が好き。入社は02年。大阪で勤務、西さんと同じ四天王寺・夕陽丘に住む。07年から東京。CSR・環境を取材。「SDGs経営 社会課題解決が企業を成長させる」「エコ・リーディングカンパニー 東芝の挑戦」を執筆。eco検定、環境プランナーベーシック合格。環境ジャーナリストの会理事、日本環境協会理事(19年現在), 2014年に入社。科学技術部で防災・環境分野などを担当後、16年から第一産業部で情報通信業界を中心に取材。18年4月からニュースイッチ編集長。新聞の枠を飛び出したウェブメディアだからできるコンテンツ作りに邁進中。建築学科卒で住宅や建築が好き。自宅は中古マンションを買ってフルリノベーションした。生きている間にあと2回くらいはリノベを経験したいと考えている。趣味は生まれ育った千葉が本拠地のジェフ千葉を応援すること。, 1964年生まれ。理学部化学科(お茶の水女子大)、工学系修士(東京工業大)のリケジョのち科学技術記者(企業担当も少々)。04年の国立大学法人化を機に創設された「大学・産学連携担当」にハマって抜けなくなる。産学官連携をテーマに社会人入学をして博士号(学術、東京農工大)。取材先にも読者にもすり寄らない記者特性“どっちつかず”から、「産と学」「科技と大学」をフラフラする。文部科学省記者クラブ常駐。東工大、電気通信大などで非常勤講師。著書は「研究費が増やせるメディア活用術」「理系のための就活ガイド」。. ビバリー クリスタルパズル ピカチュウ, デトロイト 攻略 フローチャート, ニッポン ノワール エキストラ, Evh ギター フランケンシュタイン, 望海風斗 コンサート ぴあ,
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