ビジネスゲームで学ぶ経営学

経営学は「動いているもの」を対象にした学問ですから、それを学習するには「動き」のなかで学習するのが一番です。
ビジネスゲームはシミュレーションモデルをもとに学習する教材です。
現実世界の生きた会社を単純なモデルで表現し、さらにそこに経営学のエッセンスが組み込まれています。

経験学習Cloudソリューション「パティシエ」で取り上げている
ビジネスゲームの設定とねらい。

パティシエ

六本木界隈は若者に人気のある街である。駅の西口には、大学と短大がある関係で、都内でも御茶ノ水界隈と並ぶ有名な学生街のひとつになっている。一方、東口には、田園調布と並ぶ、閑静な高級住宅街が広がっており、グルメ指向の街として有名である。学生街と住宅街は南北に走る鉄道路線で互いに分断されている。参加者は、ケーキ職人として有名ホテルで数年間の修行を積み、このたびこの街の商店街でパティシエとして独立する。
そして、人、もの、カネ、時間、場所・・・などを組み合わせ、経営体験の中から多くを学び、経営感覚を身につけていきます。

< 対象者 >
(1) 大学、専門学校の学生
(2) 新入社員
(3) 店舗経営を目指す人、起業を考えている人
(4) 管理的な立場にある人

経験学習Cloudソリューション「パティシエ」から身につく経営感覚

・統合性
企業は、購買、生産、販売、財務、マーケティングなどの諸機能から構成され全体が機能しています。企業活動がひとつのシステムとなっており、そのシステムを理解するには、個別機能に分解し機能ごとに学習するよりも、個別機能のエッセンスだけを抽出して構成した企業モデルをもとに学習するほうが理解しやすいのです。つまり、経営学の学習には、企業活動の特徴から、活動全体を俯瞰して見る目と部分を見る目が必要です。ビジネスゲームは全体を俯瞰する目を育みます。

・主体的な学びの実現
一方的に講義を聴くのではなく、ビジネスゲームでは学習者が主体的にゲームに参画します。どういう展開になるのか事前に予測できないという点でドラマ性があるので学習者の参画意欲を高めます。また、他のチームと競争し勝敗が決まりますからゲーム性があり、なぜ負けているのかどうしたら勝てるのかを、経営学の知識に立ち返り分析することが自然に行われるようになります。学習者が自ら気付き、五感を伴った経験をもとに自己の考え方を内側から育てていくことになります。

・コミュニケーションの訓練
ビジネスゲームでは学習者がチームを組み、メンバー同士で意見交換とディスカッションをしながらひとつの意思決定をしていかなければなりません。系統学習では一方的に教師や講師の話を聴くだけです。ビジネスゲームを通じて、チームメンバーの考えを理解する、自分の考えを相手に伝える、ひとつの考えにまとめるという作業をし、コミュニケーション能力を高めていくことができます。

・意思決定の訓練
ビジネスゲームでは限られた時間内に、不確実な情報を吸収して意思決定をしていかなければなりません。経営者の意思決定にはバランス感覚が求められます。全体と部分のバランス、長期と短期のバランス、利害関係者を含めた視点のバランスです。さまざまな観点から意思決定を考え最終的に決断しなければなりません。そういう現実の経営者が日々直面している意思決定のエッセンスを模擬体験することができます。

ビジネスゲーム風景